英国首相はロックダウン規制を解除するための政府のロードマップの第4段階（最終段階）を発表しました。このロードマップは、7月12日に更なる詳細を政府が発表することを条件に、7月19日（月）に予定通り実施されるようです。 さて、これまでにわかっていることは？
従業員を実際の職場に戻すことが可能でしょうか？
政府は、今後は在宅勤務を指示する必要はないとしており、雇用主は安全な職場復帰の計画を立てることができるようになりました。 つまり、7月19日からすべての従業員に職場復帰を要請することができ、これまで実施していた社会的距離の措置を取る必要がなくなります。
では2020年3月以前のような状態に戻るのでしょうか？
劇場やナイトクラブを含む全ての会場では、7月19日にすべての制限措置が終了する予定です。ただし、すべての従業員に対して安全衛生上の義務がありますので、妊娠中に予防接種を受けないことを決めた妊婦や、重度のアレルギー反応を持つ人で予防接種を受けていない人など、注意すべき個人的な脆弱性がないかどうかを検討する必要があります。 また、職場でのCOVID-19感染を減らすために何ができるかを検討する必要があります。例えば、手指消毒剤やその他の衛生/清掃対策を継続して行うことです。
従業員が希望する場合、フェイスマスクを着用する事は可能でしょうか?
はい。フェイスマスクの着用は任意となりますが、従業員の中には当分の間、フェイスマスクの着用を続けたいと思う人もいるかもしれません。 そのような人たちには、そうすることを認めるべきです。
従業員が自己隔離をする必要がある場合がどのようになりますか?
7月19日以降も、NHS Test and Traceサービスで連絡を受けた人、または陽性と判定された人は、自己隔離を行うことが法的に義務付けられています。 従って、自己隔離が必要な従業員は、出勤してはいけません。 可能であれば自宅で仕事をするか、年休、無給休暇、病気休暇を取ることになります。自己隔離を指示されたことを証明するために、www.111.nhs.uk/isolation-note/ のオンラインサービスから隔離をする必要がある証明を入手するように依頼することができます。
従業員が職場復帰に消極的な場合どのようにすれば良いですか？
制限が解除され、在宅勤指導が終了しても、7月19日までに余裕を持って、従業員と職場復帰の計画を話し合うことが賢明でしょう。最終的には、従業員は雇用主の合理的な指示に従わなければならず、雇用主が要求した時に職場に戻らなければなりません。従業員が戻ることを拒否した場合、雇用主は懲戒手続きを取ることが可能です。 しかし、雇用関連の観点からは、予防接種の状況に応じて、また健康状態を考慮して、混雑した職場やラッシュアワーの通勤に対して従業員が抱く不安について話し合うことが賢明かもしれません。
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