2025年11月、英国政府は、英国の無期限在留許可(Indefinite Leave to Remain (ILR))に関して提案された取得要件の変更について、より詳細な情報を公表しました。政府は、今回の改革により、英国の定住制度がヨーロッパで最も管理され、選別的な制度になると述べています。
提案によれば、多くの申請者にとって、資格を取得するために必要な居住期間要件は5年間から10年間に倍増します。社会に貢献し、規則を遵守しているとみなされる者には居住期間要件の短縮が認められる一方、社会保障給付金に頼っている人々は20年間待つ必要があります。
不法入国者またはビザの有効期限を超えて滞在した者は、最長30年間、ILRの対象外となります。認定難民は20年間待つ必要があります。
ILRの新たな居住期間要件として提案されているものは何か?
ほとんどの移民ルートにおいて、ILR申請者は現行の5年間から10年間に延長された、英国での合法的な居住条件を満たす必要があります。
また、以下の基準を満たすことが求められます:
- 就労し、かつ国民保険料(National Insurance)を納付していて、3~5年間の年収が£12,750以上であること
- NHS、税金その他の政府債務に対して未払い金がないこと
- 必要な英語力基準を満たすこと
- Life in the UKテストに合格していること
- 犯罪歴がないこと
- 社会保障給付金を申請していないこと
ILRはなぜ重要なのか?
ILRを取得した個人は、2年以上不在とならない限り、英国への出入国に制限がなくなります。希望する限り英国に居住する権利が与えられ、就労、起業、就学が可能となります。また、社会保障給付金の申請やNHSによる医療サービスを受けることもできるようになります。
ILRは英国市民権取得への主要な道筋でもあります。
ILRの居住期間要件が短縮される可能性がある者とは?
政府は経済成長を支援する方針を表明し、優秀で卓越した国際的人材や社会に貢献した者に対し、より短い期間で定住を認める方針を示しています。これは「実績に基づく定住(earned settlement)」と呼ばれ、以下の4つの柱に基づいています:
- 人格
- 統合
- 貢献
- 居住
ILRの居住期間要件の短縮が検討されている対象者は以下の通りです:
- 高所得者および起業家は、3年間の課税所得が£125,140以上の場合は3年、£50,270以上の場合は5年
- NHSの医師および看護師は5年
- 高度な技能を持つ第一線の公共サービス従事者は5年
- 英国市民およびBritish Nationals Overseasの直系家族は現行の5年を維持
- Global TalentまたはInnovator Founderビザ保持者は3年となる可能性あり
- 高い水準の英語力やボランティア活動など、英国社会への統合努力が認められる者は短縮される可能性あり
3CSにできること
提案されているILR変更案に関する協議期間は2月に終了し、新法は早ければ2026年4月にも施行される可能性があります。現在ILRの申請資格を満たしている方は、申請を待たないことが重要です。
3CSの経験豊富な移民法弁護士が、最適な移民ルートをアドバイスし、ILR申請に向けた万全な申請書類を作成いたします。
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