英国政府はこのほど、BRP(バイオメトリック・レジデンス・パミット)とBRC(EU入国許可スキームカード(EUSS BRCs))は、少なくとも2025年3月31日までは英国への入国に有効であると発表しました。これは、カード上の有効期限が過ぎていても適用されます。
この延長により、渡航を直ちに中断することなく、デジタル移民システムに移行することが可能になります。この延長の理由と、それがどのような影響を与えるかを検証します。
2025年3月までの延長の背景
当初、多くのBRPとBRCの有効期限は2024年12月31日までであり、英国の完全なデジタル移民システムへの移行と同日でした。しかし、渡航に支障をきたすことへの懸念から、政府は入国目的のこれらの書類の有効期限を2025年3月31日まで延長しました。この延長により、個人の渡航者は直ちに渡航が制限されることなく、新しいeVisaシステムへの移行に備えることができます。
BRPおよびBRC保持者への影響
BRPおよびBRC保持者は、これらの書類の制限を認識する必要があります。これらの書類は2025年3月31日まで英国に入国するために使用できますが、就労の権利を証明するなどの他の目的には十分ではない可能性があります。政府は、すべてのBRPおよびBRC保持者に、移民ステータスに滞りなくアクセスできるよう、できるだけ早くeVisaに切り替えるよう奨励しています。
eVisaへの移行方法
eVisaへの移行にはいくつかの重要な手順があります。手順には以下が含まれます。
- UKVIアカウントの作成:英国ビザ・移民局(UKVI)のアカウントを作成することで、オンラインで移民ステータスを管理することができます。
- 本人確認:「UK Immigration:ID Check」アプリで本人確認を行います。
- 書類をリンクさせる:パスポートやその他の関連情報をUKVIアカウントにリンクさせます。
- 承認を待つ:これらの手順が完了すると、eVisaが有効になったことを承認するEメールが届きます。
政府はeVisaへの移行に関する詳細なガイダンスをウェブサイトで提供しています。
海外からの渡航者が知っておくべきこと
今回の延長は一時的な救済措置ではありますが、eVisaへの移行に代わるものではありません。海外からの渡航者は速やかにeVisaに移行し、BRPまたはBRCと最新のビザ承認Eメールを携帯してください。そうすることで、英国国境での煩雑な手続きを防ぐことができます。
BRPおよびBRCの変更に関する雇用主へのガイダンス
eVisaへの移行期間中も個人の移民ステータスは有効です。しかし、eVisaの申請を怠ると、就労や渡航のための移民ステータスの証明が困難になる可能性があります。
混乱を防ぐため、雇用主は影響を受けるスタッフにeVisaの申請を促すべきです。また、申請プロセスにおいてより直接的なサポートを提供することも検討できます。
弊所CEO三富からのご挨拶
お客様各位
旧年中はご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
皆様からのご信頼が、今年の成功の礎となりました。
皆様のニーズに合わせた実用的なソリューションを提供することを常に念頭に置きながら、私たちは共に困難を乗り越え、チャンスを掴んでまいりました。2025年、皆様の成長ための刺激的な機会と協力をお約束し、献身と専門知識でお力添えいたします。
3CSのチーム一同、皆様とご家族にとってご健康で幸多き一年となられますようお祈り申し上げます。
三富博子
最高経営責任者
3CSにできること
弊所の経験豊富な移民法弁護士チームは、英国移民法の些細な点まで精通しています。eVisaへの移行、BRPやBRCの延長など、どのようなご質問にもお答えいたします。お気軽にお問合せください。